kimamanikakuの日記

自分が面白いと感じたことを記事にしています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

高校生物 用語の暗記を楽に

生物受験の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。生物は暗記が多く大変だろうと思います。自分は受験では生物は使わなかったので、問題の解き方などでアドバイスできることはないのですが、少しでも暗記の助けになればと思い記事を書きました。少ないですが参…

サブリミナル・マインド

サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書) 作者: 下條信輔 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/10/25 メディア: 新書 購入: 29人 クリック: 110回 この商品を含むブログ (78件) を見る 人間は普通、自分がした選択を、自らの明確な意…

毒でゴキブリを操るハチ

毒々生物の奇妙な進化 作者: クリスティーウィルコックス,垂水雄二 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 2017年2月15日に出版された本。2月下旬に書店で見かけていたのを思い出して、借りてき…

アトリーが企業を国有化したわけ

アトリーとは、第二次大戦後のイギリスの首相である。労働党に属していた。 第二次大戦のあいだ、イギリスでは、長引く戦争で生活が圧迫されていた国民の間で、チャーチルに対する不満が高まっていた。そのためポツダム会談中(1945年7月)に行われた選挙では…

東欧民主化の発端

ポーランドは、1942年に共産党が再建され、それ以降ずっと共産党の独裁体制にある社会主義国家であった。今回は、ポーランドの体制転換、つまり社会主義国家から民主国家になる過程を見ていく。 大戦後のポーランド政府は、経済発展のために西側諸国から多く…

高校の世界史

自分は一浪して今の大学(理系の学部)に入ったんですが、現役のときは文系でした。センター試験でも2次試験でも世界史を使ったため、それなりに世界史の勉強もしていました。今ではだいぶ忘れてしまっていますが...(笑) 大学入ってからは主に数学と物理と生物…

力学2 運動量

なんで「運動量」なんてものを考えるの? という疑問を持ったことがある方もいると思います。「系を決定するにあたっては、質点の位置だけでなく運動量も必要となるから」という説明も可能ですが、高校の物理においては「主に二体問題を解くときに必要だから…

エネルギーとは?1

まえがき 今回は、エネルギーについて書きました。第一回です。 エネルギー保存則ってなんとなく当たり前のように思えます。この法則の発見者は、マイヤーとヘルムホルツとされています。発見者の名前が残っているということは、それより前の人にとっては当…

臨死体験

臨死体験とは、主に死ぬ間際で起こる奇妙な体験のことです。自分はTVなどで見た記憶はありますが、それが事実なのかどうかとか、あまり深く考えたことはありませんでした。考えるきっかけとなったのはこの本です。またしても立花さんの本なんですが(笑) 臨死…

力学1 運動の法則

力学は、運動の三法則から出発します。 運動の三法則とは ・慣性の法則(運動の第一法則)・運動方程式(運動の第二法則)・作用反作用の法則(運動の第三法則) の三つです。どれも聞いたことがあると思います。一つひとつ説明していきますね。 慣性の法則 「あら…

高校の物理

自分は大学で主に物理を勉強していますが、いま振り返ってみると、高校の物理は色々と改善点があるなとしみじみ思います。個人的な意見をいくつか箇条書きにしてみると (1)散々言われているように、記述には微積分を用いるべきである (2)歴史的経緯も多少説…

大学生って素晴らしい!

自分は今大学1年生です。大学に入ると、当然高校の頃よりも将来について考えることが多くなります。自分自身は物理や生物をもっと知りたいと思っているので、それに関わる職種を志すことになるんだろうと思いますが、そういうふうに考えてみると、自分にとっ…

がんに挑む

昨日なんとなく、棚にあったこの本を引っ張り出して、今日読んでみました。 がん 生と死の謎に挑む (文春文庫) 作者: 立花隆,NHKスペシャル取材班 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/08/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 立花隆さ…

最近読んでいる本。12/2

これから、1週間に一度くらい、このタイトルで更新しようと思う。たんに記録として残すだけですが。 脳の計算理論 脳の計算理論 作者: 川人光男 出版社/メーカー: 産業図書 発売日: 1996/03/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブロ…

感動した数学1

まえがき どうもこんにちは。なんとも大層なタイトルをつけてしまいました。 突然ですがみなさん、数学はお好きですか?おや、「大嫌いだ!」という声が聞こえてきますね。数学が好きという人は、今の日本では少数派なのではないでしょうか。 意味のわからな…

この間電車で後悔したこと

この間、最寄駅から電車に乗ったら、シュレディンガーの「生命とは何か」を読んでいる人がいました。 https://www.amazon.co.jp/生命とは何か―物理的にみた生細胞-岩波文庫-シュレーディンガー/dp/4003394615 これ、数ヶ月前に自分も途中まで読んだんですよ…

人間は遺伝子を作り直している?

人間の体には(もちろん人間だけではないけれど)免疫機能が備わっています。 そのおかげで、外からウイルスが入ってきても対応することができる。 抗体を作って対抗しているわけです。 驚くべきことに、新しい型のウイルスに対しても、抗体を作り出すこともあ…

曲面上でのベクトルの移動

曲面上でのベクトルの移動について、自分の言葉でまとめてみる。 つの変数によって決まる曲面上でのベクトルの、曲面に沿った移動を考える。 (例えば、極座標を用いるとき、を一定とすれば、曲面は半径の球の表面として与えられ、このときである。) 以下では…

朝倉書店『解析力学I』

2週間前から、朝倉書店の『解析力学I』(山本義隆、中村孔一著)に取り組んでいます。≒的序章の部分から順に読み始めたのですが、まあ当然知らないことだらけ。この本は≒的な準備に100ページ割かれていて、その後解析力学の記述が本格的に始まるという構成にな…

測地線の方程式

以下、記法はアインシュタインの規約に基づくものとする。 2つの変数によって定まる曲面をとする。この上を運動する物体があるとする。 物体の位置ベクトルを と表せば、 (1) と表せる。 ここで(1)式を見る。は、各点におけるの接ベクトルである。 一方、の…

面白いことを思いついた

ちょっと、面白いことを考えつきました。準備ができたら、動画などにしてアップしたいと思います。

解析力学に取り組む

友人との会話〜 自分「最近解析力学をやってるんだよね」 友人「自分も1週間前くらいにやったよ」 自分「ラグランジアンは、普通の力学の問題を解く上でも便利なのはわかるけど、ハミルトニアンとか正直いらなくね?量子力学をやらないと利点がわからないん…

物足りない大学生活

入学前は、「大学に入ったら、同じ興味を持つ友達がたくさんできて、誰かの家で数学とか物理とか、将来のこととか夜通し話し合うような生活ができるのかな」なんて想像していたのですが、そんなことはなく。思っていたよりも刺激が少なく、物足りない気がし…

建築バイト体験記4(1時間半で7700円)

この間、と言っても一ヶ月くらい前なのですが、とてもいい案件のバイトがあったので記事にしますね。 まずその案件の内容を書きますと ・時間:7時〜12時 ・日給:7000 ・内容:荷物の持ち運び という感じです。建物のある階に新しいスポーツジムがオープン…

このブログについて

自分は理工系の学部に所属している大学生です。 学んだことを自分の言葉で組み立てなおしたり、あるいは調べたことをまとめたりするのにブログがいいのではないかと思い、ちまちま書いております。 自分は、意識や自由意志、量子生物学などに興味があります…

量子力学を学びたい

まとめなおすのが面倒なので思ったことをそのまま書いていく。 量子力学を学びたい。時々量子力学の本を手にとって読んでみるのだが、本格的に学ぼうとするたびに物理的・数学的に種種の予備知識が必要なことを痛感して引っ込んでしまうことが続いている気が…

ラグランジアン

いま解析力学の本を読んでいて、ラグランジアンについて具体的な事例を考えてみたいと思ったので書いてみます。平面内での2つの星の運動。原点に位置する質量の恒星の周りを動く質量の惑星の運動を考えます。 ラグランジアンを用いない計算 まずはラグランジ…

曲面の法線ベクトル、接平面等

全微分可能な関数によって与えられる曲面がある。 簡単のため、などと表す。 この曲面の、点において (1)接ベクトル と (2)法線ベクトル 法線ベクトルはこれに平行になる。 (3)接平面の方程式 丸暗記で覚えるのはしんどい。 (1)の考え方 曲面上のある点と、…

微分方程式

・・・(1.1) を解く()。は定数とする。 (1)の両辺に をかけると、 ・・・(1.2) ところで、積の微分法を用いれば、 ・・・(1.3) であるから、(2)は ・・・(1.4) と表せる。両辺積分して、 ・・・(1.5) は積分定数である。これによって ・・・(1.6) というが得…

大学で財布をなくした!

このあいだの土曜日、大学の図書館で財布をなくしました。タイムスケジュールはこんな感じ。 12:00ごろ 図書館入館(このとき財布は持ってた) 13:00ごろ 図書館退館、直接研究室へ 14:00ごろ 財布を紛失したことに気づく 図書館を出た後は研究室に直行したの…