スカラー三重積の公式
ベクトル解析の公式が、ややこしく頭に入りづらいと感じたので、記憶しやすくなるよう、導出過程やイメージを書き留めておこうと思います。
###スカラー三重積
スカラー三重積とは、3つのベクトル
に対して、
が成立するというものです。
ここまでくれば、あとは簡単。行列式の値は、その行を1回入れ替えるごとに倍になりますから、例えば、
てな感じになります。要は、において、
どれか二つを取り替える作業を奇数回行なった場合は(-1)倍、偶数回行なった場合は1倍ということですよね。
1回行う場合は、例えば、AとBを取り替えて、
とか、
あるいはAとCを取り替えて、
とか。
2回取り替える場合は、AとBを取り替えた後にBとCを取り替えるとか。でも、1回取り替えた後に、外積の順序を逆にして(-1)倍する、という方が考えやすいかも。