kimamanikakuの日記

自分が面白いと感じたことを記事にしています。

エーゲ文明

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前三千年紀ごろから、ギリシャとトルコの間のエーゲ海でエーゲ文明という青銅器文化が発達しました。

ああ数年前に学び始めたころは、ギリシャやらペルシャやらローマやらで、ごっちゃになっていたような。基本的な用語を覚えたあとは、クレタ文明とミケーネ文明の比較を論述で良く書いた記憶がある。

 

さてそもそも、青銅器の使用とは歴史的にどういう意義を持つのか。
時代の区分として、石器時代青銅器時代鉄器時代という分け方が提唱されているようです(トムセンというデンマークの考古学者)。
(日本では、弥生時代に鉄器と青銅器は弥生時代にほぼ同時に伝来したらしく、この区分は成立しないそうですが。)
そうすると青銅器時代というのは鉄器時代の前段階ということになりますね。鉄器の方が原材料(鉄鉱石など)が入手しやすい&強度が高いため、その後とって代わられたとのこと。エジプトに侵略したヒッタイトは鉄器の使用で覚えた記憶があります。よくヒクソスとごっちゃになる。

エーゲ文明に話を戻します。エーゲ文明には、クレタ文明とミケーネ文明という二つの文明がありました。


クレタ文明

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 クレタ島で栄えた文明です。特徴として宮殿が挙げられます。クノッソス宮殿などが有名ですね、写真を見ればわかるように
クレタ島は地中海貿易における要所であったため、大きい宮殿を中継貿易のための施設として使用していたようです。
また、開放的であったことも特徴とされます。宮殿には外部からの侵入を隔てる壁が設けられていませんでした。海に囲まれており、簡単には侵入できなかったことが関係している様に思います。

 

ミケーネ文明

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 ミケーネ文明は、ギリシャ本土で栄えた文明でした。クレタ文明とは対照的に、ミケーネ文明での王宮には城壁が設けられており、。
人々には軍事的意識があったようです。西アジアの脅威があったことが関連しているのかもしれません。

どちらの文明もやがて衰退し、その後ギリシャ鉄器時代へと移行しました。