ラグランジアン
いま解析力学の本を読んでいて、ラグランジアンについて具体的な事例を考えてみたいと思ったので書いてみます。平面内での2つの星の運動。原点に位置する質量の恒星の周りを動く質量の惑星の運動を考えます。
ラグランジアンを用いない計算
まずはラグランジアンを使わずに普通に計算します。
惑星について運動方程式を立てると
・・・(1)
まず、左辺について。惑星の位置ベクトルは
だから、
左辺
となる。一方右辺については、
だから、
よって、それぞれを運動方程式に代入すれば、
となって、ここから
という二つの式が得られる。はぁ疲れた。
ラグランジアンを用いて計算
では、ラグランジュ方程式を用いて計算するとどうなるか。
一般化座標については、
とする。
であるから、
という二つのラグランジュ方程式を計算すると、
という二式が得られ、これは先ほどの式と一致している。
あんな面倒臭い計算なしに、とに関する等式が得られた!わーい!・・・うーん、狐につままれた気分というか・・・。
座標の取り方によって形が変わらないというのはなんとなくわかってきましたが、なぜ変わらないのかという疑問が残りました。どうやって見つけたんだこんなの?笑
また少し調べてみます。
こちらの記事が面白かったです。