ノーベル賞受賞者の精子バンク
今読んでいる本を紹介します。実話です。
ノーベル賞受賞者の精子バンク―天才の遺伝子は天才を生んだか (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: デイヴィッドプロッツ,David Plotz,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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ノーベル賞受賞者など優秀な人間の精子を保存しておいて、それを不妊に悩む女性に提供することで優れた遺伝子を残していこうという試み。当然、障害者の排除や人種差別などにつながるという批判の声が上がりました。
精子を受け取った女性には、ドナーが誰なのかは基本的に明かされません。しかし自分の子供の父親は誰なのか、探ろうとする女性が現れるのは当然のこと。また、自身が提供した精子から誕生した子供がどのように成長しているか気になるドナーもいるようです。同じドナー(しかし別々の母親)から生まれた子供同士がやり取りする場面も出て来ます。
にしても・・・長い。面白そうなところだけ拾い読みしています。
自分が注目しているところは
・自分の出生のことを知った子供たちの心情
・実際に子供たちがどういう成長を辿ったか
などです。
早川ノンフィクションは面白いものが多く、しかも文庫なので個人的にはとても好きです。早川ノンフィクションで他に好きなのは、「ミュンヘン」「復讐者たち」「マネーボール」「ソロモンの指輪」「100年予測」などです。